天使の羽根の降るところ
空を仰いで目を閉じた  天使の羽根が降ってきた
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想い出が芽吹く
ちょうど一年前の今日。
私はワタルに、わがままをひとつ言った。
それはそれは、とんでもなく大きなわがままだった。
きっと困り果てたであろうワタル。
ワタルの「どうしよう」が見えるようだった。
でもワタルは私のわがままを聞いてくれた。
私は、とんでもなく大きな喜びを手にいれた。
嬉しくて嬉しくて、じっとしていられない程嬉しくて、笑みがこぼれて仕方なかった。
あー・・あれから一年も経つのかあ。
なんだか信じられないなあ。
すごく遠い昔のことに感じる瞬間と、つい最近のことに感じる瞬間。
そんな過去に想いを馳せているこの瞬間も、刻々と時は流れ、前へと進んでいる。
時の流れは決して止まらない。
時が流れれば、そこには想い出が芽吹いていくんだ。
遠距離恋愛はまだまだ続くけれど、それが終わったそこに立つ私とワタルには、この離れている時そのものが想い出になっているんだ。

あー・・・あれから一年も経つのかあ。

未来の私も、きっと同じことを言っている。
そして、「そうだね」と言ってくれるワタルがいる。
私とワタル(あの頃) | - | -
大切なメール
去年の今頃。
私は大切な友人とケンカをしてしまって、溜め息しか出ないような毎日を送っていた。
ケンカなんて言えないのかもしれない。
私が一方的に腹を立てて相手を傷つけて、一方的に落ち込んだのかもしれない。
でもその落ち込みといったら凄まじくて、夜も眠れないくらい悩んでいた。
そんな時、ワタルが一通のメールをくれた。
ワタルらしい、本当にワタルらしい丁寧であったかいメールだった。
その最後に書かれていたことは、今でも私を勇気づけてくれる。
忘れたことは一度もない。
メールを読んだその時から、ワタルの言葉はずっとずっと私の中で生きている。
私の大切な大切なメール。
ワタルからのメール。


『ミドリさんは一人じゃないよ。
 言葉ですれ違っても、きっと言葉でやり直せる。
 言葉で傷ついた後は、言葉で癒される。
 そう教えてくれたのはミドリさんだったよね?
 がんばってください。
 無責任に聞こえるかもしれないけど、がんばってください。
 オレ、いつでも応援してるからね。
 早く元気なミドリさんに会いたいです。がんばれ、ミドリ』
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始まりの秋
夏から秋へと変わる瞬間を感じながら、毎日を過ごしている。
それは咲く花の種類であったり、雲の表情であったり、風の温度であったり。
季節が廻るって、とても美しいことだと思う。

でも、去年の今頃のことはまったく思い出せない。
まったく。
時間に追われるようにただただ毎日を過ごしていた気がする。
疲れ切って、疲れ果てて、何もする気になれなかった。
そんな秋の始まりだった。

そんな秋に、たちまち色がついていったのは、秋が深まり始めた頃。
モノクロやセピアな世界にいた私を色鮮やかな世界へと連れ出してくれたのは、ワタル。
色鮮やかな世界の真ん中で、ワタルへの想いは大きく大きく膨らんで。
そして、破裂した。

「私は、ワタルが好き」

モノクロでセピアで、カラフルな秋は、カタカタと音を立てて廻り始めた。
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きっかけ
ワタルを好きになったのは、いつだったか・・・・
出会った時から男性として意識していたのはたしかで、最初からずっとワタルに好感を持っていて、気になっていた。
今思えば、ずっと特別だったのかもしれない。
けれどそのことを自分の中でしっかりと意識したのはいつだろう。
実はあまりよく覚えていない。
でもそう自覚するきっかけはあった。
その頃のワタルは、自分の置かれている現実や抱えている感情、いろんなものから逃げたくなっていたのかもしれない。
すべてをリセットしてイチから始めたがっていたのかもしれない。
ちょうど仕事の転勤の話があって、それをきっかけに、一度遠くへと離れようとしていた。
いつも当たり前のようにそこにいたワタルが、ずーっとずーっと遠くに行ってしまって、今までのようにはいれなくなるかもしれない。
それが現実になりそうだった。
その頃は本当に普通の友達だったワタルと私。
だからワタルのしようとしていることを私にとやかく言う権利なんてなくて、私には何にも何にも出来ないのに、私はワタルを止めようと必死だった。
『現実から目を逸らして逃げようとするなら、そんなワタルとは友達やめる』
そんなことを言った気がする。
さもワタルのことを考えて言ってるような素振りで、実のところ、私の前からいなくなるかもしれないことが寂しくてたまらなかった。
自分でも、言った時には気付かなかった。
あとから、そんな自分の気持ちに気付いた。
そして自覚した。

私って、ワタルが好きなんだ。


それが、私がワタルを愛し始めた最初の一歩。
その想いを打ち明けたのは、それから数ヶ月も後のこと。

まだ、天使の羽根は舞い降りてきていなかった。
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